Day lott’sで当選した仮想通貨(暗号資産)はどこで保存すればいいの?
仮想通貨(暗号資産)の取引を重ねて、かなり資産も増えてきた……という方は、仮想通貨(暗号資産)の保管のためにウォレットの導入を考えると思います。
ウォレットは大きく分けてホットウォレット・コールドウォレットの2種類あります。
その中でさらに細かく分類すると、取引所ウォレットや、ハードウェアウォレットなど、形態に違いがあります。
大きく分けると次の5つになります。
- 取引所ウォレット
- ハードウェアウォレット
- モバイルウォレット
- デスクトップウォレット
- ペーパーウォレット
今回は皆さんが使う機会の多い、取引所ウォレット・ハードウェアウォレット・モバイルウォレット・ペーパーウォレットをご紹介していきます。
仮想通貨のウォレットとは?仕組みと種類を紹介
仮想通貨ウォレットとは
仮想通貨ウォレットとは、通貨を保管しておくための財布です。
ただし、デジタル上に通貨を保管しているため、イメージとしては銀行口座のような感覚に近いでしょう。
仮想通貨のウォレットには下記の4つの種類が挙げられます。
- ハードウォレット
USBなどのハードウェアに通貨を保存するウォレット - スマホウォレット
スマホアプリ上に通貨を保管する - デスクトップウォレット
PC上にウォレットをインストールして保管する - オンラインウォレット
インターネット上にウォレットを作成し保管する
ウォレットの仕組み
仮想通貨のウォレットでは、複数のビットコインアドレスがまとめて管理されています。
それぞれのアドレスで保管されているコインの合計額を確認することが可能です。
なぜアドレスが複数あるのか、気になる方もいるでしょう。そこには取引の仕組みが関係しています。
取引の仕組み
ウォレットには、送金する際の宛先となるアドレスのようなものが紐付けられています。
仮想通貨のアドレスは基本的に使い捨てで、一つのウォレットには複数のアドレスが存在している点が特徴です。
複数のアドレスが存在する理由
例えば、誰かが仮想通貨を使ってお金を払った際に、お釣りは元のアドレスではなく、お釣り用の別アドレスで保管されています。
お釣りを受け取る度に、新しいアドレスが作成される仕組みなので、ウォレット内には複数のアドレスが存在することになります。
何故新しいアドレスが必要なの?
なぜ使う度に新しいアドレスが作られるのでしょうか?
毎回新しいアドレスを使う理由としては、個人が特定されることを防ぐことが挙げられます。
もし、アドレスが一つしかなければ、ウォレットの残高が簡単にわかってしまうんです。
なぜなら、ブロックチェーンにはすべての送金履歴が残っているため、それぞれの仮想通貨アドレスの送金履歴を誰でも簡単に見ることができます。
そのため、仮想通貨ウォレットでは、複数のアドレスを使うことにより個人情報を保護しています。
ウォレットの種類
仮想通貨を保管する機能を果たすウォレットには、主に下記のような種類が存在します。
- 取引所ウォレット
- モバイルウォレット
- デスクトップウォレット
- ハードウェアウォレット
- ペーパーウォレット
それぞれのウォレットを賢く使い分けるためには、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。
取引所ウォレット
仮想通貨には取引所が提供しているウォレットがあります。
パソコンやモバイルなどのウォレットと取引所ウォレットとの違いは、財布の鍵の管理者です。
取引所のウォレットはたくさんの人の財布や鍵を取引所の方で管理しますが、自分が選んで使うホットウォレットやコールドウォレットは、財布と鍵の管理は基本的に自分になります。
ウォレット関係で迷ったら、最初は取引所が提供しているウォレットを使ってみてもいいかもしれません。
仮想通貨やウォレットに慣れて「自分のウォレット(財布)を持ちたい」と思ったら、そのときにモバイルやパソコンなどのウォレットを検討するという方法もあります。
取引所ウォレット
サービス提供業者のサーバーがダウンしたケースなど、サイト自体が使えない状態になった場合には注意が必要です。上記のようなケースでは、ウォレットが使用できなくなる可能性があります。
モバイルウォレット
モバイル機器にウォレットをインストールして使用するのがモバイルウォレットです。
スマホやタブレットにアプリをインストール後、仮想通貨を保管することができます。
メリット
出先でも簡単に暗号資産を使用できるだけではなく、残高の管理などもスマホさえあれば完結できます。仮想通貨での支払いに対応しているお店で買い物をする場合などに適しているウォレットです。
注意点
モバイルウォレットの仕様によっては、多少セキュリティの方法は異なっています。
仮想通貨の送金などに必要な秘密鍵をスマホなどで管理できるタイプであれば、セキュリティ管理を自分で行うことが可能です。
デスクトップウォレット
デスクトップウォレットとは、クライアントウォレット、またはローカルウォレットと呼ばれることもあります。サーバー上で管理するのではなく、それぞれのローカルクライアント端末上で管理するものです。
一般的には、自分のPCにウォレットのソフトをインストールし、ローカル環境で仮想通貨を管理します。
デスクトップウォレットには、以下の2つの種類が存在します。
完全型 |
・暗号資産のすべての取引履歴が含まれるブロックチェーンをまるごとダウンロードする |
簡易型 |
・パソコンが故障すると管理できなくなる可能性がある
・必要とされる容量は少ない |
利用する際には、それぞれのメリット・デメリットを把握した上で選ぶようにしましょう。
ハードウェアウォレット
ハードウェアウォレットでは、USBのようなハードデバイスを利用して保存します。
送金や残高管理を行う際にはパソコンなどに接続して使用することが必要です。
一般的には、通常は切り離した状態で保管します。
インターネットに接続しない状態で秘密鍵を保管できるという特徴があります。
ハードウェアウォレットのメリット
アプリなどを利用しなくても、USBデバイス状のウォレットさえ購入すれば使える点がメリットです。
ネット接続しなくても保管できるため、ハッキングされるリスクを抑えることができます。セキュリティレベルが高いウォレットと言えるでしょう。
ペーパーウォレット
ペーパーウォレットは、仮想通貨の取り出しに必要な秘密鍵の情報を、QRコードや英数字などの形で紙に印刷します。
注意点
通常は紙の状態で保管するのが一般的です。
しかし、送金などを行う場合には、記載されている情報を読み取って引き出し処理する必要があります。
メリット
ハッキングリスクを回避する観点から見れば、もっとも安全なタイプのウォレットであると言えるでしょう。秘密鍵の情報は、紙に印刷されたもの以外存在しません。
そのため、ペーパーウォレットの状態にしておけばハッキングはほぼ不可能です。
仮想通貨の取引所とウォレットの違い
ウォレットと取引所の違いとは?
ウォレットと取引所の最も大きな違いとしては「秘密鍵を自分で管理しているか、取引所の運営会社が管理しているか」が挙げられます。
ウォレットの特徴
ウォレットでは、秘密鍵は自分で管理することが必要です。自分でしっかりと管理できていれば、他人に知られる心配がありません。
仮想通貨を勝手に送金される心配がない点がメリットです。
取引所の特徴
取引所は秘密鍵を取引所の運営会社が管理しており、円と法定通貨の取引をその都度仮想通貨のブロックチェーン上に書くことは行っていません。
取引所にビットコインなどの仮想通貨を預けているということは、取引所のシステム上に書き込んでいるだけなのでとても大切な「秘密鍵」も取引所で管理されていることになります。
取引所とは別にウォレットを作るべき?
もしも取引所がハッキングされてしまえば、秘密鍵が第三者にばれてしまうかもしれない、と心配な方もいるでしょう。
秘密鍵が外部にもれてしまった場合には、一体どうなってしまうのでしょうか。
秘密鍵が外部にもれると起こりえること
秘密鍵が外部に漏れてしまうと、自分の口座から勝手に仮想通貨が送金されるという事態も起こりえます。取引会社がハッキングされる、倒産するといった事態のことを「カウンターパーティリスク」と言います。
実際、過去にカウンターパーティリスクが発生してしまったこともありました。
カウンターパーティリスクの代表的な例としては「Mt.Gox事件」があります。
仮想通貨を取り扱う上では、このようなリスクについても知っておきましょう。
カウンターパーティリスクが起きた事件
Mt.Gox事件とは、2014年に世界最大規模の取引所であった「Mt.Gox社」で発生した事件のことです。
当初の情報では、顧客情報がハッキングされ、ビットコインが流出したと言う説明がありました。
この事件によって、世間からビットコインなどの仮想通貨のイメージが悪くなってしまいました。
事件当初は、システム不正操作の疑いで逮捕へと踏み切りました。
その直後、ユーザーからの預かり金を着服した容疑で再逮捕されています。
しかし、カルプレス氏は一貫して無罪を主張し続けました。メディアへのコメントや法廷でも顧客への謝罪は述べても、横領を認めることはありませんでした。
その後2017年7月26日にMt.Gox社のシステムにハッキングをした容疑でロシア人男性が逮捕され、彼が事件の真犯人として注目を集めました。
結局2019年3月にカルプレス氏は事実上の無罪判決を勝ち取りましたが流出したビットコインや現金は資金洗浄された可能性が高く、真相は明らかになっていません。
秘密鍵のリスク
しかし、内部以外にも外部からのハッキングで秘密鍵を知られると、仮想通貨が流出してしまう可能性は十分にあります。
一方ウォレットを使えば、秘密鍵は自分で管理することが可能です。自分できちんと管理することで、第三者に勝手に送金されるという可能性はとても低くなります。
大きな金額のビットコインを保管する場合には、取引所とは別にウォレットを利用するのがおすすめです。
まとめ
今回は仮想通貨(暗号資産)をある程度増えたら必ず必要になる、ウォレットについて解説をしました。
単にウォレットと言っても、複数の種類があり、それぞれ特徴が異なっているということがわかりましたね。
モバイルウォレットは、オンライン上で管理するウォレットで、セキュリティ面では少し不安があるものの、利便性がかなり高いといえます。
一方ハードウェアウォレットはオフラインで独立したデバイスで管理するウォレットなので、安全性が高いです。
取引所ウォレットは取引の際にはホットウォレット、保管の際にはコールドウォレット、とオンラインとオフラインを併用したバランスの良いウォレットですね。
好みに合わせて自分にあったウォレットを選んでみて下さい!